イケオジを目指すすべてのおっさんへ。
こんにちは、ヒデヨシです。
イケオジを目指す上でファッションセンスは重要です。
とはいえ、ファッションについてまったくわからない、そもそも「おっさんぽくない」「ダサくない」ファッションってどうすればいいの?という方も多いのでは。
そこでこの記事では、ファッションのおしゃれを学ぶ前の大前提として、イケオジになりたい人が最低限知っておくべきファッションの基礎知識をまとめました。
具体的には以下の内容について解説しています。
- 「清楚系」と「カジュアル系」
- 服を構成する4要素
- ファッションアイテムの分類練習
- ファッションコーディネートの分類練習
- よくある質問
この記事を読んでいただくことで、イケオジファッションで必ずおさえるべきポイント、さらにコーディネートの練習もできますのでぜひ参考にしてみてください。
イケオジファッションの基礎知識:「清楚系」と「カジュアル系」
イケオジファッションの基礎知識として、まず紹介するのは、前提となる服のタイプ(雰囲気)についてです。
ファッションには服の系統として大きく「清楚系」と「カジュアル系」の2つに分けることができます。
清楚系とは
清楚系とは、清潔感があり上品さを感じる雰囲気のことです。
清楚系のファッションは、たとえば冠婚葬祭、パーティ、仕事、高級なホテルやレストランなど、TPOをわきまえ上品な振る舞いが必要とされるフォーマルな場面で着ることが一般的です。
清楚系に分類されるファッションアイテムの例としては、礼服、スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、スラックス、革靴、コートなどが挙げられます。
洗練されて落ち着いた印象の服装になるので、イケオジを目指すならフォーマルを意識することが大事になります。
カジュアル系とは
カジュアルは、日常的なリラックスした雰囲気のことです。
カジュアルファッションは日常的な生活、自宅で過ごす、友達と遊ぶなど、比較的リラックスしつつ活動するための服のイメージになります。
カジュアルに分類されるファッションアイテムの例としては、Tシャツ、パーカー、Gパン、スウェット、スニーカー、サンダルなどがイメージしやすいでしょう。
カジュアルな服はリラックスできる一方で、洗練された印象は作りにくかったり、子供っぽい印象になりやすいので、イケオジファッションを目指すなら控え目のバランス整える必要があります。
清楚とカジュアルの比率は7:3にする
大人の洗練された印象のファッションを作るためには、コーディネートのうち、清楚系アイテムとカジュアル系アイテムの比率を7:3にすることを意識するのが大事です。
大人っぽさの中にカジュアルさがありうまく調和が取れた状態、普段着なのにカッコいい状態を作れるのが「おしゃれ」になります。
たとえば最近だとビジネスカジュアルとして
- 白Tシャツ →カジュアル
- 黒ジャケット →清楚
- 黒スラックス →清楚
のようなコーディネートのビジネスマンもよく見かけます。
清楚とカジュアルの比率が大体7:3(67%:33%)になっており、Tシャツがいい感じにカジュアル感を出しているので硬くなりすぎない雰囲気を作れています。
このように、コーディネート全体を見たとき7:3で「清楚寄りだなー」と感じるざっくりとした感覚でOKです。
日常ファッションでは「清楚系だけ」「カジュアル系だけ」は避ける
「清楚系だけでコーディネートすればいいのでは?」と思うかもしれませんが、清楚だけだと日常生活に溶け込めず違和感が生まれてしまうので、多少のカジュアル要素を入れる必要があります。
たとえば、デートでショッピングに行くのに、バチバチにキメたスーツだと、ちょっとカチッとしすぎて場に合いません。
反対にすべてカジュアルアイテム、たとえばパーカー+スウェットのコーディネートだとラフすぎて子供っぽかったり、リラックスしすぎで洗練された印象を作りにくくなってしまうため、やはり避ける必要があります。
イケオジファッションの基礎知識:洋服を構成する4要素
ファッションコーディネートをするにあたり、自分の服が「清楚系」と「カジュアル系」どちらなのかを分類して上手に組み合わせる必要があります。
ここでは、自分の服が清楚かカジュアルかを分類する基礎知識を紹介します。
洋服は大きく以下の4つの要素で作られています。
- デザイン(装飾)
- シルエット(形状)
- 生地(素材)
- カラー(色味)
これらの4要素の組み合わせ・度合いのバランスによって、「清楚な服」と「カジュアルな服」に分類していきます。
それぞれ解説していきましょう。
服のデザイン(種類・要素)
服のデザインは、その洋服の種類のこと。
たとえば、スーツ(ワイシャツ、スラックス、革靴)やタキシード、はわかりやすく清楚な服の種類です。
一方でTシャツ、パーカー、スウェット、デニムパンツなどはカジュアルな服の種類とイメージしやすいでしょう。
あわせて「服に追加されている要素の大きさや多さ」も影響し、シンプルな服ほど清楚、複雑な服ほどカジュアルに寄ります。
たとえば、プリント、ステッチ(ミシンでの文字やイラスト装飾)、ファスナー、ポケット、フードなど、一つの服に含まれる要素が多いほど、あるいは要素のサイズが大きいほどカジュアルな印象に近づきます。
服のシルエット
服のシルエットは、その服の(あるいはコーディネート全体の)外形のことです。文字通り、服を影絵にした時にどんな形が映るかを考えるとイメージしやすいでしょう。
細いシルエットほど清楚に寄り、太いシルエットほどカジュアルに寄っていきます。(基本的には、スーツに近しいシルエットほど清楚になります)
たとえば、スリムパンツは清楚、ワイドパンツはカジュアルのイメージです。
ただし、肌にぴったりくっついて体のラインが出る服、たとえば「スキニーパンツ(ぴっちりズボン)」や「メンズレギンス(タイツ)」はカジュアル要素強めになります。
服の生地
服の生地は、服表面の「ツヤ」と「シワの多さ」のこと。
服の生地がツヤツヤ・すべすべしているほど清楚に寄り、ツヤがない・ザラザラしているほどカジュアルに寄ります。
素材としては、たとえばシルク、カシミヤ、サテン、レザー(革)などが清楚な服の生地としてあげられます。
また、服の表面のシワが無いほど清楚に、シワが多いほどカジュアルに寄ります。
光沢があるワイシャツでもシワシワだとだらしなくカジュアルに寄ってしまうイメージがわかりやすいでしょう。
服の色味
服の色味は、その洋服の色合いのことです。
黒か白のように色を使わない服(モノトーン)は清楚、色を使うカラフルな服はカジュアルに寄ります。
たとえば、冠婚葬祭で使われるようなフォーマルな礼服は黒と白(あるいはグレー)でできており清楚系に分類されるのでわかりやすいですね。
カラフルな服の場合、服の色が原色に近くなるほどよりカジュアルな印象になります。
服の4要素まとめ
ここまで紹介してきた服を構成する4要素についてまとめておきます。
服の要素 | 清楚系 (きれいな印象) | カジュアル系 (ラフな印象) |
---|---|---|
デザイン | シンプル 冠婚葬祭・仕事向け スーツ/ワイシャツ スラックス/革靴 | 複雑・要素が多い 日常生活向け Tシャツ/パーカー ジーンズ/スニーカー |
シルエット | 細い | 太い |
生地 | ツヤツヤ シワが無い | ザラザラ シワがある |
色 | モノトーン | カラフル |
イケオジファッションアイテムの分類練習
ファッションアイテムが清楚かカジュアルか分類できるようになると、自分のコーディネートの筋も良くなっていきます。
ここでは練習として、服の4要素をもとに、画像の服が「清楚系」と「カジュアル系」のどちらになるか分類していきます。
(※画像の服を自分で分類してみた後に下へスクロールしてみてください。)
ファッションアイテムの分類練習1
こちらのジャケットを分類してみましょう。
こちらのジャケットを分類してみます。
- デザイン:スーツジャケット →清楚
- シルエット:細身 →清楚
- 生地:ザラザラ、光沢なし →カジュアル
- 色:グレー →清楚
となるので、ざっくり清楚7:カジュアル3で「清楚寄りのアイテム」と分類できます。
ファッションアイテムの分類練習2
こちらのシャツを分類してみましょう。
続いてこちらのシャツを分類してみます。
- デザイン:ワイシャツ →清楚
- シルエット:ゆったりめ →カジュアル
- 生地:ザラザラ、光沢なし →カジュアル
- 色:カラフル →カジュアル
となるので、ざっくり清楚3:カジュアル7で「カジュアル寄りのアイテム」となります。
このような形で、自分の服が「清楚」なのか「カジュアル」なのかを分類しておくことでちょうど良い大人のファッションコーディネートができるようになります。
イケオジファッションコーディネートの分類練習
続いてファッションアイテムを組み合わせた「コーディネート」の分類を練習してみます。
コーディネートの各アイテムを「清楚系」「カジュアル系」に分類した上で、全体のバランスがどうなっているかをみていきます。
使っているアイテムの組み合わせが全体的に清楚7:カジュアル3になっているか、チェックしてみましょう。
ファッションコーディネートの分類練習1
こちらのコーディネートを分類してみましょう。
※アイテム分類は清楚を「S」、カジュアルを「C」で書きます。
- トップス:トレーナー →カジュアル
(デザインC、シルエットC、:生地C、色C) - パンツ:スウェット →カジュアル
(デザインC、シルエットC、生地C、色C) - シューズ:スニーカー →カジュアル
(デザインC、シルエットC、生地C、色C)
ということで、すべてカジュアルなので、「カジュアル100%のコーディネート」となるので、イケオジファッションとしては、避けた方がいいものになります。
ファッションコーディネートの分類練習2
続いてこちらのコーディネート。
※アイテム分類は、清楚を「S」、カジュアルを「C」で書きます。
- トップス:タートルネックセーター →カジュアル
(デザインC、シルエットS、:生地C、色C) - パンツ:スラックス →清楚
(デザインS、シルエットS、:生地S、色S) - シューズ:革靴 →清楚
(デザインS、シルエットS、:生地S、色S) - アウター:チェスターコート →清楚
(デザインS、シルエットS、:生地S、色S(カラフルでない))
ということで、こちらのコーディネートは清楚7:カジュアル3で良い感じのイケオジファッションとなります。
ファッションコーディネートの分類練習3
続いてはこちらのコーディネート。
※アイテム分類は、清楚を「S」、カジュアルを「C」で書きます。
- トップス:ワイシャツ →清楚
(デザインS、シルエットS、:生地S、色S) - パンツ:スラックス →清楚
(デザインS、シルエットS、:生地S、色S) - シューズ:革靴 →清楚
(デザインS、シルエットS、:生地S、色S)
アイテムはすべて清楚系なので、清楚100%なのですが、腕の袖や足首の裾をロールアップして肌を見せることでカジュアルな雰囲気を作り出しています。
※男のフォーマルな服は基本的に肌を見せません。
なので、清楚8:カジュアル2で「概ね清楚なコーディネート」に分類できます。
すこし応用的になりますが、服の見せ方でもコーディネートの分類は少し変わってきますね。
イケオジファッションの基礎知識:よくある質問
さいごに、今回紹介したイケオジファッションの基礎知識について、よくある質問と回答を紹介しておきます。
Q. 清楚系とカジュアル系のバランスを7:3にするのが難しい
A. 厳密に7:3ではなくざっくり清楚寄りだなという感覚でOK。1つのアイテムだけカジュアル系にすると簡単。
清楚とカジュアルのバランスで7:3にするのが難しい場合は、
- トップス(上半身)
- ボトムス(下半身)
- シューズ
- (秋冬はアウター(外着)も)
上記コーディネート全体のうち1アイテムだけをカジュアルにするというルールにするとシンプルでやりやすくなります。
たとえば、先ほど紹介した以下のコーディネートは、トップス(上半身)をセーターにすることで、カジュアルダウンさせています。
仮にセーターがワイシャツになっていると、全てのアイテムが清楚系となりかっちりしすぎの印象になってしまいますが、1アイテムだけカジュアルになっているのでバランスが保たれているんですね。
Q. コーディネートのバランスを7:3にしてもオシャレに見えない
A. 日本人は顔立ちや体系の特徴、老化による見た目の劣化もあるので、清楚系が強め(8:2)でも良い。
欧米の方々は顔立ちがはっきりしていて身長が高くかっこいいですね。
一方、私たち日本人(アジア人)は世界的に見ると顔のホリが浅かったり、身長も世界的に見ると低いので欧米人と比べて幼い印象になりやすいのです。
さらに、年練とともに顔立ち、髪の毛、体型はどんどん劣化していき不潔なイメージになりやすくなってしまいます。
そのため、清楚要素を多めにして「大人の雰囲気」を強く見せてあげるとイケオジファッションとしてちょうど良くなります。
Q. ドット、ストライプ、チェックの服は清楚系?カジュアル系?
A. ドット柄、ストライプ柄、チェック柄などの規則的な並びの服は、柄が小さい・細いと清楚寄り、大きい・太いとカジュアル寄りになります。
ドット柄やストライプ柄など、規則的配列のシャツは以下のように柄の大きさに寄って印象が変わります。
- 線が細い、点が小さい →洗練されたドレッシーな印象
- 線が太い、点が大きい →リラックスしたカジュアルな印象
上記を参考にアイテムの分類を進めてみてください。
イケオジファッションの基本をおさえよう
イケオジになるべくファッションの基礎知識についてまとめてきましたがいかがでしたか。
今回紹介した内容をまとめると、以下のようになります。
- ファッションコーディネートの基本は清楚:カジュアル=7:3
- 服の4要素(デザイン、シルエット、生地、色)でアイテムを分類する
- 分類したアイテムで7:3になるように意識してコーディネートする
これらの内容を意識していただくことで、ファッションの基礎力が身につき、服のコーディネートはもちろん、ファッションアイテムを買う際にも「何を買えばいいのか」がわかりやすくなります。
本記事があなたがイケオジに近づく一助になれば嬉しいです。
以上。
イケオジよ大志を抱け。GOOD LUCK。