イケオジを目指すすべてのおっさんへ。
こんにちは、ヒデヨシです。
上品で高級感のあるファッションコーディネートをしたいと思っても、なかなか上手くいかないと言う悩みをもっていませんか?
原因は自分の体型? 顔? ブランド服じゃないから?
色々考えられることはありますが、コーディネートに高級感が出ないのは持っている服の「生地」が安っぽく見えてしまうのが大きな原因です。
服の生地・素材に気を配っていないと、気付かぬうちに安っぽいコーディネートになってしまい、ダサい状態から抜け出せなくなってしまいます。
そこで今回は、上品で高級感のあるイケオジのファッションコーディネートを実現するために欠かせない「服の生地」についての基礎知識を紹介します。
この記事を読んでいただくことで、高級感のあるファッションアイテムを選べるようになり、安っぽいコーディネートから卒業するヒントを得ることができます。
ぜひ参考にしてみてください。
【前提】イケオジファッションは「清楚系」と「カジュアル系」の2種類に分けて考える

ファッションは色々な要素がからみあい難しいと身構えてしまいがちですが、シンプルに考えて要をおさえることで誰でもおしゃれに近づくことができます。
具体的には「清楚系」と「カジュアル系」の2つに分けて、ファッションアイテムやコーディネートを考えるのがおすすめです。
清楚系ファッションとは

清楚系ファッションは、TPOをわきまえたフォーマルな場で着用されるファッションです。
たとえば、冠婚葬祭や仕事で着るスーツ、パーティできるタキシード、革靴、コートなどが清楚系ファッションの代表として挙げられます。
カジュアル系ファッションとは

カジュアル系ファッションは、リラックスした場面、自宅や日常生活などで着用される着心地のよいラフなファッションです。
たとえば、Tシャツ、パーカー、スウェット、ジーンズ、スニーカー、サンダルなど、TPOをあまり意識せず日常生活で使えるアイテムがカジュアル系ファッションとして挙げられます。
清楚系ファッションとカジュアル系ファッションの比較表
ファッションは主に「デザイン」「シルエット」「生地」「色」の4つの要素が組み合わさることでコーディネートの印象が変わります。
清楚系ファッションとカジュアル系ファッションの違いを以下に簡単にまとめました。
服の要素 | 清楚系 (きれいな印象) | カジュアル系 (ラフな印象) |
---|---|---|
デザイン | シンプル 冠婚葬祭・仕事向け スーツ/ワイシャツ スラックス/革靴 | 複雑・要素が多い 日常生活向け Tシャツ/パーカー ジーンズ/スニーカー |
シルエット | 細い | 太い |
生地 | ツヤツヤ シワが無い | ザラザラ シワがある |
色 | モノトーン | カラフル |
イケオジは「洗練された大人の男性」ですので、ファッションコーディネートは「清楚系」を軸に考えていきます。
ただ、全身を清楚系のアイテムで固めてしまうと「お仕事かな?」「かっちりしすぎて違和感…」など、日常生活では場違いな印象になってしまいます。
そのため、イケオジファッションにおいては清楚系とカジュアルの比率は「清楚7:カジュアル系3」くらいになるように組み合わせていくのがおすすめです。
清楚系アイテムの中にカジュアル系アイテムを一部含めるバランスにすることで、堅すぎずゆるすぎない大人ファッションを作ることができます。
イケオジファッションの基礎的な話は以下の関連記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
ファッションの「生地・素材」の基礎知識

ここからは、ファッションにおける生地・素材について紹介していきます。
先に紹介している表のように、ファッションの素材は基本的に「ツヤ」と「肌触り」で清楚系とカジュアル系に分けることができます。
表面がスベスベしてツヤがある生地・素材は「清楚系」のイメージ
表面がスベスベしてきめ細やかく、ツヤ・光沢のある生地の素材は相手に高級感を与えます。
たとえば、以下のような光沢の生地を使ったスーツ・シャツ・ネクタイを着ていることで「できるビジネスマン」「身だしなみがきちんとしていてお金を持っていそう」という印象を与えることができます。

服の生地はツヤがあるもの、表面がスベスベしているものを意識的に着ることで、ブランド物でなくても高級感を演出することができるんですね。
実は生地の印象がよいだけで「いい素材の服着てるな」と思われやすくなるので、手軽に高級感を演出できる方法として「生地の質」は絶対に抑えたいポイントになります。
清楚系に分類される生地素材としては以下のようなものがあります。
- カシミヤ
- シルク
- ブロード
- モヘア
- レザー(革)
表面がザラザラしてシワがある生地・素材は「カジュアル系」のイメージ
表面がツヤなくザラザラしており、シワが見られる生地や素材は高級感が出しにくいので「カジュアル系」に分類できます。
たとえば以下のようなザラザラで光沢もない素材のスーツだと「オジサン感」が先行しやすく、高級感を出しにくくなってしまいます。

スーツだけでなく、日常的に着る服に関しても同様で、表面がザラザラでシワが多いと「毛玉かな? 服の手入れできてないのかな」「アイロンもかけてないのかな?」と、損な想像をされてしまいます。
「光沢感」と「シワ」のある・なしだけで印象はガラッと変わります。
イケオジファッションを目指すなら、なるべくツヤのある素材を意識すると労力なく高級感を演出できるのでぜひ意識してみてください。
カジュアル系に分類される生地素材としては以下のようなものがあります。
- デニム
- ツイード
- 麻・リネン
- オックスフォード
【補足】服の生地の「厚さ」にも注意しよう
服の生地・素材について紹介してきましたが、一点補足です。
服の生地はなるべく厚手のしっかりしたものを選ぶことが大切です。
- 服の生地が厚手 →「しっかりした生地」→「高級」
- 服の生地が薄手 →「ペラペラな生地」→「安っぽい」
とシンプルに思われやすくなるためです。
特に、ペラペラな素材の服は「ヨレ」や「シワ」ができやすく、着ているとだらしない印象になりやすい点でも不利になりやすいんですね。
可能な限り服の生地は厚手なものを選ぶことで、「いい生地の服だな」「シワなく手入れもしているな」と相手が勝手に感じてもらえるようになり、高級感を出しやすくなります。
価格の安い服でも高級感を演出しやすくなる重要なポイントなので「ツヤ」や「肌触り」とあわせてぜひ意識してみてください。
服の生地・素材のほかにファッションイメージに影響を与える要素

服の生地や素材が良くても、高級感が損なわれてカジュアルな印象になってしまうファッションの要素がいくつかあります。
具体的には
- 服の柄や装飾
- 服の色合い
です。それぞれ覚えておくと失敗を防ぎやすくなりますので紹介します。
清楚系の生地でも、柄や装飾が多いとカジュアルな印象になる
まず意識しておきたいのが、服の柄や装飾についてです。
服のデザインとしては基本的に、
- 清楚系:柄・装飾が少なくシンプルな服
- カジュアル系:柄・装飾が多く複雑な服
のように、服のタイプを分けることができます。
服の生地・素材が清楚系でも、派手な柄だったり、刺繍やプリントなどで装飾が多かったりすると、落ち着いた印象を作りにくくなりカジュアルな印象に寄ってしまうんですね。
イケオジファッションを目指すなら生地の質とあわせて、シンプルなデザイン、無地やワンポイントなど控えめなデザインの服を選ぶように心がけると違和感がなくなっていきます。
清楚系の生地でも、服の色がカラフルだとカジュアルな印象になる
もう一点、服の柄とあわせて服の色も重要な要素です。
生地にツヤがあり清楚系なシャツでも、たとえば色が真っ赤、真っ黄色だと明らかにカジュアルな印象になってしまいます。
清楚系ファッションは黒、グレー、白のモノトーン色でコーディネートするのが基本です。
色を入れる場合は、原色を避けて淡い色のアイテムを取り入れると落ち着いた印象のコーディネートが完成します。
生地の素材や柄だけでなく、色味についても配慮しておくことがイケオジファッションにおいては大事ですね。
誰でもできるイケオジファッションコーディネートの4ステップ

ここまで話した内容をもとに、生地・素材を意識したファッションコーディネートの考え方を紹介します。
以下の4つのステップでコーディネートをするとイケオジの雰囲気をもつファッションをつくりやすくなります。
- 【ステップ1】自分の持っている服が清楚系かカジュアル系か分類しておく
- 【ステップ2】清楚系のアイテムを2つ、カジュアル系のアイテムを1つでコーディネートしてみる
- 【ステップ3】コーディネートの幅を増やす
- 【ステップ4】アイテムのケア・メンテナンスをする
それぞれ解説しましょう。
【ステップ1】自分の持っている服が清楚系かカジュアル系か分類しておく
イケオジのファッションコーディネートを考える前に、自分の持っている服が「清楚系」と「カジュアル系」のどちらに属するのかを分類しておくことが重要です。
というのも、先に紹介しているように、イケオジファッションは清楚系が7、カジュアル系が3くらいの割合でミックスされたバランスがちょうどよいからです。
すべて清楚系の服で固めてしまうと、フォーマルすぎて日常使いには適さず場違い感が出てしまいます。
また、すべてカジュアル系の服で固めてしまうと、ラフすぎてイケオジの上品で洗練された大人の印象を作りにくくなってしまいます。
そのため、イケオジのコーディネートでは、清楚系:カジュアル系=7:3 を意識するんですね。
自分の持っている服のタイプ、素材、光沢、色などから清楚系のアイテムとカジュアル系のアイテムを分けていきます。
なお、複数の要素が絡み合って分類が難しいかもしれませんが、先に紹介している表を参考に、ざっくり雰囲気で分類してしまってOKです。
【ステップ2】清楚系のアイテムを2つ、カジュアル系のアイテムを1つでコーディネートしてみる
自分の持っている服の分類ができたら、実際にコーディネートしてみます。
清楚系:カジュアル系=7:3
と紹介していますが、細かく考えず、「トップス」「ボトムス」「シューズ」の3つのうち2アイテムを清楚系、1アイテムをカジュアル系にする形でまず考えればOKです。
そうすれば、ざっくり7:3(正確には66.7%:33.3%)になります。
たとえば、以下の写真はユニクロのスタイルヒントから拝借したコーディネートです。

- トップス:クルーネックセーター(清楚系)
- ボトムス:EZYジーンズ(カジュアル系)
- シューズ:レザーシューズ(清楚系)
となっており、2アイテムが清楚系、1アイテムがカジュアル系のバランスで良い塩梅になっています。
ジーンズはベージュ色のきれいめデザインでうまく調和していますね。
このように、3アイテムのうち1アイテムをカジュアルにすることを意識してみると、シンプルに上品なコーディネート作り出しやすくなります。
【ステップ3】コーディネートの幅を増やす
かっこいいコーディネートを作れても、ファッションアイテムが少ないと一張羅になってしまい、外に出る時はいつも同じ服を着ているような状態になってしまいます。
もしコーディネートが限定されてしまうようなら、自分に足りない清楚系かカジュアル系のアイテムを仕入れに行ってみるのがおすすめです。
私がそうだったのですが、ファッションの知識を仕入れる前と後で服の買い物の関心度が大きく高まりました。
自分で興味を持ち目的のコーディネートを探す体験はファッションを楽しむきっかけになりますので、ぜひお店に足を運んで試着してみてください。
「コーディネートを考える時間が無駄」というスティーブ・ジョブズ的な発想は個人的には賛成なので、気にならない方は1種類のコーディネートでも問題ありません。
ただし、同じ服を日常的に着ているとすぐに服がクタクタになってしまうので、同じアイテムを複数枚持っておき着回せるようにしておくと長持ちするし上品さを保てるしでよいですね。
【ステップ4】アイテムのケア・メンテナンスをする
イケオジファッションで大変になってくるのがファッションアイテムのケアやメンテナンスです。
というのも、はじめはかっこよかったコーディネートでも、シワシワ、ヨレヨレ、毛玉まみれになった状態では洗練された大人の印象は作れないためです。
基本的な服のケアで言うと、たとえば、
- 洗濯するときはおしゃれ着洗いにする
- 洗剤・柔軟剤は生地にやさしいものを選ぶ
- 乾かすときは肩が飛び出ないハンガーを使う
- シワがあったら(スチーム)アイロンをかける
- 日光が当たる場所に保管しない
- 毛玉を取り除く
などが挙げられます。
正直、面倒くさいのですが「イケオジになる」という意識で行動していると洋服を大切にしなきゃ、いや大切にしたい、大切にさせて!という感情が芽生えてきてすぐ慣れますので安心してください。
洋服を大事にすることで長い期間切ることができるようになります。
以上、イケオジファッション・コーディネートを実現させる4ステップでした。
イケオジファッションの生地・素材に関するよくある質問

さいごに、ファッションの生地や素材に関するよくある質問と回答を紹介します。
服の生地や素材を意識して高級感のあるファッションコーディネートを目指そう
イケオジファッションを目指すにあたり意識したい服の生地や素材について紹介してきましたがいかがでしたか。
服は生地ひとつで高級感が出せたり、安っぽさが出てしまったりと、見栄えに大きく影響する要素です。
生地に「ツヤがあり」「シワなく滑らかな表面で」「ペラペラではない」ような服を選ぶことを心がけていただくと、高級感を出しやすくなります。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ上品なファッションコーディネートを作るヒントになれば幸いです。
以上。
おっさんよ大志を抱け。GOOD LUCK。